2010年9月2日木曜日

炎熱地獄からの逃亡

連日35度の熱波。肌に陽射しが朝から痛い。トマトもさすがに水不足、水タンクやペットボトルを運ぶために車で出動。植物達も心配だが人間のわたしも枯渇気味。

で奥日光の温泉ホテルに家族三人で二泊はまさに避暑となった。
夜はホテルの芝生で野生のシカ達の饗宴をロビーで眺めることができる。夜中鹿の鳴き声はけっこう甲高くカワイイ。赤外線カメラがないのが残念。


家のトーサンの生まれ故郷周辺をバスで周遊。クマの出没する今は錆びれた観光地だが「昔は工場も儲かってたし、祭りだって賑わっていた。」そうだ。そう言えば「日光を見るまでけっこうと言うな。」「日光けっこう大、、、観光。」なんて子供のころテレビではやっていた気がする。

長野より、交通費が半分で済んだんで気持ちもゆったり。何を隠そう、わたしが求めている場所は涼しい木陰の歩ける小道のある場所だ。

ミズナラの大木や上品に伸びるシラカバ、だてかんばの森に囲まれたホテル周辺を朝散策すると寒いくらいだ。標高1400程だったかな。
隣には朝雲の低くたなびく高徳牧場がある。牧場 裏に流れる小川に沿った遊歩道を歩くと戦場ヶ原に続くらしい。無謀にも地図無し、看板だけを頼りに歩き始める。
車道とぶつかった時反対方向に歩いてしまい、三時間半以上クマザサの小道を右往左往してしまった。クマよけの鈴をしっかり鳴らしながら歩く。どうやら広い戦場ヶ原を縦断したようだ。
が高山植物や山々の姿や自然に任せた水の流れの中を歩くのは楽しくて疲れも忘れる。
連日早めの夕立ちに出会う。恵の雨。地上ではもう2カ月もまとまった雨が降っていない。

雨に濡れてもすぐにバスで宿に還ることができた。白濁した湯面に雨粒が落ちて水の王冠ができるのを楽しみながらの露天風呂は最高。雨も完全に上がっていないのに庭には大きな二重の半円の虹。大急ぎでスケッチ、虹の色の順番をメモする。

贅沢な日々は短い、また地上では炎熱地獄。

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