2011年4月2日土曜日

放射能汚染注意報

 三月は私のような駆けだしのガーデナーにとってもプロの農家にとっても大切な月だ。
「クリーンで安全な原子力発電」なんて新聞の広告欄 を埋めていた。
いつだって人間界は嘘と虚飾がお好き。
TVでは福島の被災者の実に忍耐強い学校の体育館等での避難所生活を放映。どうして怒ってる人がいないの?
地震は天災、でも原子力発電は人災だよ。


私が福島県人だったら猛烈に怒って国や東京電力に「避難所を最高級の東京のホテルにしろ!」と訴えにかかるだろう。どうして誰も怒りをぶつける人、日本にはいないのだろう。大反乱が起きてもしかたがないはずなのに。

”木イチゴの杜” と命名した学校のウラの林に白い花がこぼれ咲いていた。ミズキだと信じていた大木が実はわたしの大好きなこぶしの白い花だった。嬉しい。苗を買って植えようかと思っていたところだった。
天地返し といって造園屋さんにショベルで草や雑木を掘り返してもらったので つたで覆われたゴミでいっぱいの無造作な緑地は大庭園に変身中だ。
自作の発酵馬糞堆肥がバラ苗に大活躍。じゃがいもやさといも、トマト畑も二人の息子の大力のおかげで立派にできそうだ。長男はじゃがいも好き、次男はサトイモ好き。私は有機農法の本を先生にノートを作りクチパク指導役。

家では魚粉発酵堆肥製作中。自宅の駐輪場の前に生臭い異臭がただよってしまっっている。「なにこの臭いの?」 と家族からもご近所からもヒンシュクを買っている。堆肥箱に光ってる温度計は40度を超えている。ウッシッシ、ごめんなさいキッチリふたしますから、モウスコシ。

毎日放射能汚染測定値を見る。 この辺でもふだんの倍はある。外での作業を続けたので若者の健康が心配。地震後長野からしばし里帰りした次男はマスク、帽子、ウィンドブレーカーで放射能防御のつもり、でおそるおそるがんばって畑作りをしてくれた。いつも私のできない力仕事を精力的にやってくれている長男はマスクをするのがキライで帽子もかぶらろうとしない、だいじょうぶかな。

ひまわりは放射能を吸収するって本当かしら。信じてないけど 向日葵の種いっぱい買ってしまった。





1 件のコメント:

  1. 想像でしかありませんが、受けたあまりの災害被害の大きさに打ちひしがれ、怒る気力も無いのではと思います。怒って反乱起こしたところで、混乱を起こすだけで復旧を妨げるだけ。だから耐えるしかないのです。海外でも驚きになっている日本人の冷静さは、そこなんですね。多分。

    返信削除